岬たんのSTAY GOLD

シンガーソングライター 岬たんのブログです。

クラウドファンディングで家賃を集めてみた結果

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 <目次>

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岬たんです。

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞご贔屓に、よろしくね。

 

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ご存知の方も多いかと思いますが、私は昨年、クラウドファンディングで家賃を集めることに成功しました。

camp-fire.jp

 

ここ数年で一気に市民権を得てきたクラウドファンディング

レコーディングやMV制作費などを集めているミュージシャンもたくさんいて、音楽界隈にもすっかり浸透してきています。

 

私個人としては クラウドファンディングって、

支援される側も支援する側も 個人単位の価値観に基づいて意思表示ができて、とても現代らしい画期的なシステムだと思います。

が、実際の話をしちゃうと、クラウドファンディングに対してあまり良いイメージを持っていない方達もまだまだいるんじゃないでしょうか。

一般人でも誰でも、声をあげさえすれば(実は声をあげるという事自体がハードルの高いことだと思うんだけど) 不特定多数からお金を集められてしまうというシステムにまだ馴染めないですよね。

 

今ってまさに「お金は汗水たらして稼ぐもの」という昭和の日本的な価値観が少しずつ壊れて来ている時代だと思いますが、何事も変化の途中ってどうしても賛否両論が出て来ます。

下北沢の再開発だって賛否両論どっちも聞くしね。

時代が変化するには避けて通れない道なのかもですね。

 

じゃあ、そんな転換期とも言えるこの時代で、

敢えていさぎよく、”家賃を払いたい”という超超超個人的な名目を掲げてクラウドファンディングを立ち上げてみたらどうなるのか。

気になりすぎて実験してみたので、その結果をまとめておきます。

 

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結果

まずは事実としての結果を報告します。

 

70,000円の家賃を集めて、

実際に集まった金額は92,000円

目標金額+22,000円

達成率131%という結果になりました。

 

手数料8%+決済手数料5%が引かれるので、実際に振り込まれるれる金額は80,040円。

リターンにかかった原価のうち、公言できるコスト(※)3,341円を差し引きすると76,699円。

そこからさらに、公には言えないコストを引いた金額が、実際の利益になります。

 

言えないので想像してください、、、。としか言えないけど、

プロジェクトページに表示されている支援総額92,000円という数字と比べると、現実はもう少しギャップがあるということが伝わるかと思います。

 

※物を作るための物質的な原価とリターンの商品の郵送料のみ。

制作費/リターンイベントに使用したライブバーの使用料/共演者に支払ったギャラなどの金額は 個人間のやりとりや契約が絡んでいて公言できないので、ここでは原価の計算に入れていません。

 

 

 

利益・良かった点

①家賃が集まった

家賃を集めたので当然と言えば当然ですが、家賃が集まりました。

プラスで集まった金額は公約通り光熱費の支払いに充てました。

パトロンになってくれた人に生かされていると実感。

 

 

②新たな人にCDをお届けできた

音楽活動をしている身からすると、家賃が集まったとかよりよっぽど嬉しかった。

リターンでCDを送らせてもらったので、「面白いことやってるからパトロンになったよ!」という 良い意味で軽い気持ちで面白がってくれている人にも自分の曲を聞いてもらえた。

せっかく作ったプレスCD、私の家に何百枚もあってもまったく意味がないので、1枚1枚 地道だけどこうやって少しずつ旅立っていってくれるのが嬉しすぎる。

 

 

③起業家やブロガーなど音楽活動だけでは関わることの無い層にシェアされた

フリーランスとして活動してたりネットで発信したりしてる人の嗅覚って本当に鋭い。

どこから私の事を見つけてくれたのか分かりませんが、まったく面識が無いが見つけてくれて、私のプロジェクトのことをSNSでシェアしてくれていました。

「岬たん」でエゴサしてもヒットしないので私も気付かなかったんだけど、偶然大学の先輩のタイムラインにシェアされた記事が流れて来たらしく、報告してくれたので発覚。

気付けてないだけで他にもシェアされているのでは。と思っています。

私のtwitterのフォロワーは現在2,000人弱なので、フォロワーが万単位の影響力のある人が言及してくれるのは素直に嬉しい。

10月にニートの演者だけを集めた自主企画をした際、MCをお願いした「にーと名田」さんとかもそうだけど、音楽活動を音楽界隈の枠の中だけでやっていたら出会えなかったであろう人に出会えたりシェアされたりするのは、新しい可能性が別ベクトルで開けて行くのでとても意味があることだと思う。

 

 

④週刊誌の取材が来た

週刊大衆ヴィーナスという週刊誌に、インタビューを掲載して頂いた。

地下アイドル界に出演している女の子3人のインタビュー記事で、私以外の掲載者は2名ともアイドル。

アイドルライブを中心に活動している訳でもなければ、アイドルという看板を掲げているわけでもない普通のシンガーソングライターの私に取材が来たのは、間違いなくネタとして面白い「家賃をクラウドファンディングで集めた」というフックがあったから。

記事の内容は週刊誌らしく、上手く人間の興味を引くようなまとめ方をして頂いていたので、記事を見た人に対して何らかの印象を残せてたら嬉しいな。

何がきっかけになるか分からない時代なので撒ける種は撒いときたいし、取材のギャラも貰えたのでニートにとっては普通に嬉しい話でした。

 

 

⑤マネジメントをしたいという大人が現れた

YouTubeを見たとかライブを見たとかで声をかけてくる大人はたまに現れるけど、まさかクラウドファンディングが発端になるパターンもあるとは。

メールとかネット上だけでこの手の連絡が来てもあんまり信用できないので、

必ず「まずは実際のライブを見て判断してから誘ってください。」と言うようにしてるんだけど、本当にわりとすぐに現場に来てくれました。

ライブ後挨拶をしたり話をしたりしましたが、とりあえず今の私の気持ちとしては 人を間に挟んで何かをする意思が沸いてこなかったので、もし今後何か大きなことで動くタイミングがあれば スポット的に力をお借りすることがあるかな???

まぁ先の事は私にも分かんないですが、金銭目的の勧誘とかじゃなくて正当に興味を持ってもらえたのは心強かったです。

 

 

 

反省点・悪かった点

①嫌悪感を示す人も少なからず存在してたかも

賛否両論の話に戻る感じになっちゃうけど、何かをするということはそうゆうことだと思います。

直接何かを言われたりした訳ではないけど、もし私が見ず知らずの人がクラウドファンディングで生活費とか集めてるのを見聞きしたら、「は!?!?」って思うかもしれないし!笑

音楽業界の先輩から「本当に困ってたら力を貸すから、クラウドファンディングでそうゆう事だけは辞めといたほうがいいのでは、、、!」と止められたりもしました!

けど、本当に生活に困窮してプロジェクトを立ち上げた、というよりは、自分の好奇心を満たしたかったという部分が大きかったので、誰にも私を止める事はできませんでした!笑

本当にマジで生活できなくなったらさすがにバイトぐらいすると思います。そっちの方が効率いいし。

 

 

②シェアの時代とは言え、人が人を動かすのはハードルが高い

リターンのうちの一つに「主催ライブ無料招待」というコースを設定していました。

このコースを選択して支援して頂くと、パトロンさん本人+ご友人1名の合計2名を、主催ライブにチケット代0円で招待するというものでした。

普通に招待するだけでも良かったところを わざわざご友人1名も一緒に招待できるように設定したのは、

「無料のイベントをきっかけに新しい人も遊びに来てくれないかな?」とか、

「お客さんには、せっかくならより楽しい思いをして欲しい!っていつも思ってるけど、普段ライブに1人で遊びに来てくれてる人も友達と一緒にライブを見れたほうが楽しいんじゃないかな!?」とか思ったからです。

しかし、イベント当日、実際に友人を連れて遊びに来た人は全体の半数以下でした!

人を動かすことがとても大変で難しい事だとは、普段のイベントやライブを通して痛感していますが、

さらに人がまた人を動かすというのは、もっともっと難しいという事が分かりました。

勉強になった!

 

 

③リターンイベントが赤字

通常、ライブハウスやライブバーの主な売り上げは チケット代+ドリンク代だと思います。

よっぽどの例外や新しいスタイルのライブスペースを除けば、それで経営が成り立っている場合がほとんどのはず、と思っています。

が、今回はクラウドファンディングのリターンというイベントの特性上、チケット代0円という特殊なイベントをさせてもらいました。

優しい私は「チケット代という名目でライブバーにお金を入れられない分、せめてドリンクをたくさん出して貢献したい!」と思い、見に来てくれたお客さん全員に、なんと岬たんのポケットマネーでお酒を奢りました!!!

さすがに1人で払うには金額が大きすぎるので、見かねたオーナーさんが少し割り引きをしてくれましたが、それでも11,400円の出費。

イベント当日の物販の売り上げと相殺しても、赤字という結果になってしまいました!

ライブバーの事を考えても必要な出費だったと思うし、何よりも場が盛り上がったので良しとしたいですが、

会場も演者もお客さんも誰も損をせずに破格イベントが組めるような、何かいいアイデアありませんかね?

最近 ここにいるよ杉浦さんと一緒に、チケット代0円の居酒屋ライブを定期的に主催してて、それが一番三方良しに近いかな?と思うけど、

やっぱり居酒屋でやるのとちゃんとしたライブ会場でやるのでは イベントの性質もできる事も全然違って来るので、

ライブ会場でも参加しやすいイベントがばんばん打てるような作戦があれば教えて欲しいです。

 

 

 

 

まとめ

クラウドファンディングで家賃を集める」ということについて、良かった点と反省点に分けて振り返ってみました。

 

全体を通しての総括をすると、

プロジェクト立ち上げ、文章作成、審査後の訂正など 労力も時間もかかる上に、

応援してくれた人が損な気持ちにならないようなちゃんとしたリターンを用意したいと考えると、リターンにも結構なコストがかかります。(金銭面&労力面)

本当に単純に「家賃が集めたい」というだけなら、バイトでもしたほうがよっぽど楽です。笑

 

ただ、家賃以外のプラスαの副産物が 私にとっては非常に価値が感じられたので、本当にやって良かったです。

反省点の中にも勉強になる部分が多く、むしろ私にとってはプラスに働いたな、と感じています。

あと、元々好奇心が抑えられなくて実験しちゃった的なところがあるので、好奇心が満たされてすごく満足!!!

 

 

私の思い付きを面白がってくれて、興味を持ってパトロンになってくださった方達、本当にありがとうございました!!!!!

今後も 気になる事ややってみたい事があったら 私はやってしまうと思うので、

もしまた私がみんなの力が必要な事をやりだした時には 一緒に面白がってくれたら嬉しいです!

 

あ、音楽活動はつねにみんなの力が必要なので、今後ともよろしくお願いします(・v・)♥︎

 

 

富の再分配でみんなが幸せ!

最高!

みんな大好き ありがとう!

岬たんでした!